今月の満月は「ストロベリームーン」です!
といったニュースやツイートを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ストロベリームーンの他にはスノームーンやフラワームーンなど、英語では毎月の満月にそれぞれ名前がついています。
日本では馴染みはあまりないかもしれませんが、そうした呼び名ってちょっといいなぁ…なんて思えたりしますよね。
また、来月はどんな名前なんだろう?と気になってくることもあるでしょう。
今回はそんな満月の名前について詳しくお話していきたいと思います。
満月の名前ってどうして色々あるの?
日本にも「三日月」をはじめとして、上弦・下弦、十六夜、居待月など月の呼び方には様々なものがあります。
月の満ち欠けによって変わる呼び名、なかなか風流ですよね。
一方で英語圏では毎月の満月にそれぞれ名前がつけられています。
ひと月ごとに異なる満月の名前があるのは、ネイティブアメリカンの人々が季節を知るためにつけたのが始まりだとか。
農業や狩猟に適した季節を見分けるために、満月の名前を決めていたそうです。
つまり、満月の名前から自然の流れを感じることができるとも言えますね!
月ごとの満月の呼び名とその由来
さて、「なぜ英語圏で満月の名前が月ごとにつけられているのか」を知ったところで、実際に1月から12月までの名前を見ていきたいと思います。
あわせて由来も解説していきますね。
1月:ウルフムーン
「Wolf Moon」:狼月
狼が空腹を訴え吠える時期からこう呼ばれています。
寒い冬は獲物も少なく、狩りをするのも大変なことでしょう。
きーんと冷えた空気を感じながら澄んだ空に浮かぶ月を見ることで、狼の遠吠えが聞こえてきそうな気がします。
他の呼び名:Cold Moon、Center Moon、Ice Moonなど。
2月:スノームーン
「Snow Moon」:雪月
雪の多い月であることが由来です。
日本でも2月のイメージは寒い!といった感じがありますが、北米も同じで大雪が降るのは2月が多いとのこと。
1月に引き続き狩りをする獲物が見つけにくいことから、「ハンガリームーン」(飢餓の月)と呼ばれることもあるそうです。
他の呼び名:Bone Moon、Black Bear Moon、Storm Moonなど。
3月:ワームムーン
「Worm Moon」:芋虫月
冬の終わり、春の始まりを示す月になります。
寒い冬の間地面の下にいた虫(ミミズなど)が、春の暖かさを感じて顔を出し、地面を這ったあとをイメージして名付けられたそうです。
またメープルの樹液が取れる時期からSap Moon(樹液月)と呼ばれることも。
虫や動物、植物たちの動きが始まるような時を、名前からも感じられますね。
他の呼び名:Sugar Moon、Eagle Moon、Chaste Moonなど。
4月:ピンクムーン
「Pink Moon」:桃色月
春先に北米で、フロックスというピンク色の花が咲くためこの呼び名がついています。
日本では春のピンク色といって思い浮かべるのは桜ではないでしょうか。
どちらも鮮やかなピンク色が視界に入ることで、「あぁ、春だなぁ」と感じられる時なのかもしれませんね。
他の呼び名:Egg Moon、Budding Moon、Sprouting Moonなど。
5月:フラワームーン
「Flower Moon」:花月
ライラックやハナミズキ、カーネーションなど、多くの花が5月に咲くところから来ています。
気温もちょうど良く、散歩しながら花々を眺めるにはぴったりの時。
そんな素敵な時を味わえる季節を、名前からも教えてくれているわけですね。
他の呼び名:Milk Moon、Mother’s Moon、Hare Moonなど。
6月:ストロベリームーン
「Strawberry Moon」:苺月
6月が苺の収穫時期に当たることから名付けられました。
夏至の前に見られる月でもあります。
夏の暑さの始まりでもあるため、Hot Moon(暑季月)という呼ばれる場合も。
他の呼び名:Rose Moon、Honey Moon、Hoeing Moonなど。
7月:バックムーン
「Buck Moon」:男鹿月
毎年生え変わる雄ジカのツノが生えてくる時期のため、この名前が付けられています。
夏の嵐が多いことから雷月、干し草の収穫時期に当たることから干し草月と呼ばれることもあるそうです。
他の呼び名:Raspberry Moon、Salmon Moon、Hay Moon
8月:スタジェンムーン
「Sturgeon Moon」:チョウザメ月
チョウザメが成熟し、漁が始まる時期からこの名前となっています。
豊漁を願い、名付けたられたとも。
夏の霧で月が赤く見えることがあるので、赤月と呼ばれることもあります。
他の呼び名:Green Corn Moon、Flying Up Moon、Grain Moon
9月:ハーベストムーン
「Harvest Moon」:収穫月
実りの秋、収穫の時期を表してこの呼び名がついています。
秋分に一番近い満月です。
月の明るく輝く光を元に、夜に収穫をすることもあったのだとか。
またトウモロコシの収穫時期にも当たるため、トウモロコシ月と呼ばれることもあるそうです。
他の呼び名:Barley Moon、Yellow Leaf Moon
10月:ハンターズムーン
「Hunter’s Moon」:狩猟月
鹿やキツネなどの狩猟が始まる頃にちなんで、この名前が付けられました。
月の光も9月同様に明るさが強いため、夜間の狩猟にも適しているとのこと。
他の呼び方としては、旅行月や枯れ草月があります。
ちょうど夏の暑さも落ち着き、旅行にはおすすめの時期とも言えますね。
他の呼び名:Migrating Moon、Falling Leaves Moon
11月:ビーバームーン
「Beaver Moon」:ビーバー月
毛皮にするビーバーを捕獲するため、罠を仕掛け始める時期に当たることからこう呼ばれています。
一方で、ビーバーが巣作りを始める時期を表すという説もあるようです。
11月の日本の和風月名としても知られる「霜月」と同じく、フロストムーン(霜月)という名前もあります。
他の呼び名:Frost Moon
12月:コールドムーン
「Cold Moon」:寒月
寒さが厳しくなり、冬が始まる頃からこの呼び名が付けられました。
陽が出ている時間が短く、夜が長くなるため、ロングナイトムーンと呼ばれることも。
他の呼び名:Oak Moon、Long Night Moon
その他の満月の呼び方
満月には月ごとに違う呼び名がありますが、実はそれだけではないことを知っていますか?
ブルームーンやスーパームーンなど、他の満月の呼び名についても見てみましょう。
ブルームーン
そのまま訳すと「青い月」となりますが、実際に青く見えるわけではありません。
現在では1ヶ月に2回満月がある時に、2回目の満月のことをこう呼びます。
直近では、2020年10月31日の満月がそうでした。
ちょうどハロウィンとも重なって、特別な感じがしましたよね。
(ハロウィンと満月が重なるのは、なんと46年ぶりだったとか!)
次回、ブルームーンが見られるのは2023年の8月31日になります。
ちなみに、ブルームーンはもともとアメリカの農事暦で使われていた名称。
1つの季節に4回満月があるときの、3回目の満月をブルームーンと呼んでいたそうです。
スーパームーン
科学的な定義はありませんが、月と地球が最接近する時と満月の時が12時間以内に重なる場合、スーパームーンと呼ばれます。
月の公転軌道は楕円のため、私たちは月が近くなったり遠くなったりを感じるわけですね。
ミニマムムーン
スーパームーンが一番大きく見える満月とすれば、ミニマムムーンは一番小さく見える満月です。
月と地球が楕円軌道で最も離れている状態になります。
スーパームーンに比べると、大きさは14〜15%ほど小さく、明るさも30%ほど弱く感じるようです。
同じ月なのに見る時によってこんなに違うだなんて、ちょっと不思議に思えますよね。
まとめ
ここまでいかがだったでしょうか。
満月には色々な名前がついていますが、その由来を考えるとより季節を楽しめる気がします。
毎月やってくる満月。
忙しく日々を過ごす中で、たまには少し空を見上げて。
満月を見ながら、季節の流れを感じるのも良いのではないでしょうか。
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